ゴールドカードの審査は厳しい?審査の基準と落ちる理由を解説!

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年会費が1万円以上のものが多いゴールドカード。確かに年会費が高めのカードがほとんどですが、その分豪華な特典や充実したサービスが魅力で、かつステータス性もあるため「持ってみたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、「ステータスの高いゴールドカード=審査が厳しい」と思って、「私には持てない」と決めつけてはいませんか? 思い悩む前に、実際のところはどうなのかについて知っておくことが大切です。この記事では、ゴールドカードの審査基準をはじめ、審査落ちの理由や審査に通るためのコツをお伝えしていきます。

ゴールドカードの審査基準は非公開

  • ゴールドカードも通常のクレジットカード同様、審査基準は非公開となっている
  • 同じゴールドカードであっても、クレジットカード会社ごとに加入条件や審査基準は異なる
  • 「格安ゴールドカード」や「ヤングゴールドカード」など、自分に合ったゴールドカードを検討するのが得策

ゴールドカードの審査基準は一般カードよりも難易度は高い?

ここではゴールドカードの審査基準について、覚えておきたい3つのポイントをご紹介します。

  • クレジットカードの審査基準は非公開
  • ゴールドカードならではの加入条件がある
  • 同じゴールドカードでも審査基準や難易度が違う

1.クレジットカードの審査基準は非公開

クレジットカードの審査基準は、基本的に「非公開」となっています。職業や年収、家族構成、持ち家の有無、過去のカード利用状況、借り入れ状況などが審査のポイントになることは明らかですが、実際に「年収がいくら以上ならクリア」といった具体的な条件は公表されていません

また、審査基準はカード会社によっても異なります。つまり、「この条件ならどこのカード会社の審査にも通る」「どこに申し込んでも絶対に落ちることはない」などと断言することは基本的にできないのです。

手塚さん:カード会社が公開していない限り、審査に落ちた理由は確認できません。CIC(信用情報機関の一つ)に加盟している会社であれば、CICに登録してある情報をもとに審査をしているので、確認してみてもよいでしょう。

2.年収や年齢が重要?ゴールドカードならではの加入条件

審査基準が明らかでないとはいえ、ゴールドカードでは「間違いなく落ちる」と想定できるケースもあります。それは、そもそもの加入条件を満たしていないケースです。

ゴールドカードの中には、「満20歳以上」「満30歳以上」など独自の年齢制限を設けているものがあります。この場合、クレジットカード(一般カード)を作れる「18歳以上」であっても加入することはできません。

例えば、JCBのゴールドカードには2種類あり、以下のようにそれぞれで年齢制限に関して申込対象とする条件が異なっています。

カード名 JCBゴールド JCB GOLD EXTAGE
年会費 1万1,000円(税込) 3,300円(税込)
ポイント還元率 0.5% 0.5%
申込対象 20歳以上で本人に安定継続収入のある方(学生除く) 20歳以上29歳以下で本人に安定継続収入のある方(学生除く)

JCBゴールド

JCBゴールド券面画像

総合評価

表示しない
年会費 1万1,000円(税込)
還元率 0.5〜10.0%
国際ブランド jcb
電子マネー
quicpay
  • ETCカード
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード

※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合

また、「本人に安定収入がある」という条件をつけているゴールドカードもあります。この条件がある場合は、配偶者が高額の収入を得ている専業主婦(主夫)や両親に安定収入のある学生でも審査を通過することはできないでしょう。ただし、「家族にゴールドカードを持ってもらい、ゴールドカードの家族会員になる」という方法は可能です。

3.同じゴールドカードでも審査基準や難易度が違う

一口にゴールドカードといってもいろいろなブランドがあり、各社が独自の審査基準を設けています。そのため、審査基準が比較的甘く緩いとされるゴールドカードがあったり、逆に審査基準が厳しく難易度が高いゴールドカードもあったりすることを覚えておきましょう。一般に、ゴールドカードの中でもステータスが高めのカードは年会費も高額で、審査基準も厳しくなります

手塚さん:一般的に、ステータスが高いハイクラスのカードは利用限度額が高く設定されています。限度額が高いカードは、支払能力の高い人でなければ回収できる見込みが低くなってしまうので、「高額の支払いにも耐えられる人か」という視点で厳しい審査をしています。

ゴールドカードは種類によって審査基準が異なる

クレジットカード会社はどこも審査基準を公開していません。しかし、そのカードの加入条件や年会費などをもとに、審査基準を考察することは可能です。検討して欲しいゴールドカードの審査基準について解説します。

カード名 加入条件 年会費
Amazon Mastercardゴールド 満20歳以上かつ本人に安定継続収入があること 1万円
ANAカード(ワイドゴールドカード) 満20歳以上かつ安定継続収入のある人 1万4000円
dカード GOLD 満18歳以上かつ安定継続収入のある人、個人名義であること 1万円
エポスゴールドカード 20歳以上(学生除く) 5000円
セディナゴールドカード 高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能であること 6000円
楽天ゴールドカード 満20歳以上かつ安定継続収入のある人 2000円
三井住友カード ゴールド 満30歳以上かつ安定継続収入のある人 1万円
タカシマヤカード《ゴールド》 27歳以上で安定した収入と社会的に信用があること、自宅と勤務先に電話連絡ができること、日本国内に住んでいること 1万円

即時審査サービスとは?Amazon Mastercardゴールド

Amazon Mastercardゴールドの特徴は以下のようになっています。

Amazon Mastercardゴールド

Amazon Mastercardゴールド

総合評価

表示しない
年会費 1万1,000円(税込)
還元率 1.0%
国際ブランド master
電子マネー
iD
  • ETCカード
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード

特長

  • Amazonでの利用で最大2.5%還元
年会費 1万円
申込条件 満20歳以上かつ本人に安定継続収入があること
審査スピード 即時審査サービスあり

Amazon Mastercardゴールドは、申し込みから審査結果まで日数がかからない即時審査サービスを行っています。そのため、満20歳以上で安定して継続している収入があること、という申込条件を満たしていれば、審査を通過する可能性はかなり高いです。

Amazon Mastercardゴールドの審査を通過できる年収がいくらなのかは公表されていません。ただ、年会費が1万円で格安ではないことを考慮すると、年収が低めであっても年会費を支払うことができれば審査通過できるかもしれません。

Amazon Mastercardゴールドの審査に落ちた場合は、以前に長期滞納や債務整理をしたことがある人が多いのではないでしょうか。

手塚さん:即時審査では、個人信用情報を瞬時に確認し審査の可否を決定するので、勤務先の確認などの詳細な審査はしません。

マイルを貯めたいならANAカード(ワイドゴールドカード)

ANAカード(ワイドゴールドカード)は以下のような特徴があります。

ANAカード(ワイドゴールドカード)

総合評価

表示しない
年会費 1万5,400円(税込)
還元率 1.0%
国際ブランド visa|master|jcbvisa|master|jcbvisa|master|jcb
電子マネー
iD
  • ETCカード
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード
年会費 1万4000円
申込条件 満20歳以上かつ安定継続収入のある人
審査スピード 1週間前後、最短3営業日

ANAカード(ワイドゴールドカード)の申込条件は、満20歳以上かつ安定継続収入のある人と一般的です。しかし、審査にかかる期間は最短3営業日、通常であれば1週間程度とやや長めです。そのため、審査難易度はやや高くなると予想されます。ANAカード(ワイドゴールドカード)の審査に落ちる理由としては、長期滞納、債務整理などの金融事故だけではなく、年収も影響してくる可能性は高いです。

ANAカード(ワイドゴールドカード)の国際ブランドはJCB、VISA、Mastercardの3種類あり、どの国際ブランドを選ぶかにより審査時間は多少変わりますが、審査の難易度に関してはそこまで大きな違いはないでしょう。

ドコモユーザーにおすすめなdカード GOLD

dカード GOLDは以下のような特徴があります。

dカード GOLD

dカードゴールドの券面画像

総合評価

星星星星星なし
年会費 1万1,000円(税込)
還元率 1.0%
国際ブランド visamaster
電子マネー
iD
  • ETCカード
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード

*家族カード1枚目は無料、2枚目から1,100円(税込)
*家族カードは3枚まで作成可能

特長

  • 18歳以上の学生(高校生は除く)から申込可能
  • ドコモ、ドコモ光の利用料金を支払うと10%還元(家族カードも同様)
  • dカード GOLD会員数が1,000万人突破、ゴールドカード利用者数No.1のカード
  • 券面がリニューアルし3つのデザインから好きなものが選べる
  • カード情報の裏面印字でセキュリティ面にも配慮
  • 環境に配慮したリサイクル素材を使用
  • 利用速報通知・利用制限通知が届く

キャンペーン情報

  • ①dカード GOLD入会&利用&要Webエントリーで最大5,000dポイント
  • ※dポイント(期間・用途限定)
  • ②<29歳以下の方限定>dカード GOLD入会&対象ショップ利用&メール受信設定&要Webエントリーで最大6,000dポイントプレゼント!
  • ※申込み期間:2024年2月1日(木)~2024年5月12日(日)まで※dポイント(期間・用途限定)
  • ①+②で合計最大11,000dポイントプレゼント!
  • ③<30~39歳の方限定>dカード GOLD入会&利用&要Webエントリーで合計最大11,000dポイントプレゼント!
  • ※申込み期間:2024年2月9日(金) ~ 2024年5月12日(日)まで※dポイント(期間・用途限定)
年会費 1万円
申込条件 満18歳以上かつ安定継続収入のある人、個人名義であること
審査スピード 最短5分(条件あり)

dカード GOLDは、ドコモユーザーに適しているクレジットカードです。カードの申し込みが9:00~19:50の間に済んでいる、本人名義の引き落とし口座を持っている、という条件を満たしていれば、最短5分で審査結果が出ることもあります。

dカード GOLDの審査時間はかなり短めであり、申し込み条件をきちんと満たしていれば審査通過の可能性はかなり高いです。

またdカード GOLDの会員数は1,000万人突破し、ゴールドカードの中でも利用者数No.1のカードとなっています。

招待されると年会費無料!エポスゴールドカード

エポスゴールドカードは以下のような特徴があります。

エポスゴールドカード

エポスカードゴールドの券面画像

総合評価

表示しない
年会費 5,000円(税込)*
還元率 0.5%
国際ブランド visa
電子マネー
suica|rakutensuica|rakuten
  • ETCカード
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード

*年間ご利用額50万円以上で翌年以降永年無料。インビテーションによりお申込みされた方は、年会費永年無料。

年会費 5000円(税込)※株式会社エポスカードからの招待だと永年無料
申込条件 20歳以上(学生を除く)
審査スピード 最短即日~2週間

エポスゴールドカードはマルイグループが発行しているゴールドカードです。マルイでの買い物促進のためのカードですが、審査基準は普通程度だと予測されます。

エポスゴールドカードは通常のエポスカードで、年間50万円程度の利用実績があると招待されます。招待されると永年無料でゴールドカードを手にすることが可能です。エポスゴールドカードは直接申し込むのではなく、招待を待つことのが良いでしょう。

18歳から申し込める!セディナゴールドカード

セディナゴールドカードは以下のような特徴があります。

セディナゴールドカード

セティなカードゴールドの券面

総合評価

表示しない
年会費 6,600(税込)
還元率 0.5%
国際ブランド visa|master|jcbvisa|master|jcbvisa|master|jcb
電子マネー
quicpay|iDquicpay|iD
  • ETCカード
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード
年会費 6000円
申込条件 高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能であること
審査スピード 記載なし

セディナゴールドカードの申込条件は18歳以上です。多くのゴールドカードが20歳以上としているなかで、申し込みできる年齢は低めに設定されています。そのため、審査基準は甘いのではないかと予想されますが、必ずしもそうとは限りません。

セディナゴールドカードは審査にIBISというシステムを利用していて、セディナカードをよく使うであろう人は審査に通過しやすい傾向があります。金融事故の経験がなく、クレジットカードの利用履歴が良好である場合は審査通過できるのではないかと考えられます。

年会費が安いゴールドカードなら楽天ゴールドカード

楽天ゴールドカードは以下のような特徴があります。

楽天ゴールドカード

楽天カードゴールドの券面画像

総合評価

表示しない
年会費 2,200円(税込)
還元率 1.0%
国際ブランド visamasterjcb
電子マネー
rakuten
  • ETCカード
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード
年会費 2000円
申込条件 満20歳以上かつ安定継続収入のある人
審査スピード 1週間〜10日

楽天ゴールドカードは楽天市場の利用を促進するという役割もあるため、審査難易度はそこまで高くはありません。年会費が2000円と格安ですし、申し込みしやすいゴールドカードです。

条件付きで年会費無料?三井住友カード ゴールド

三井住友カード ゴールドは以下のような特徴があります。

三井住友カード ゴールド

三井住友カード ゴールド

総合評価

表示しない
年会費 1万1000円(税込)
還元率 0.5%~2.5%
国際ブランド
電子マネー
  • ETCカード
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード
年会費 1万円
申込条件 満30歳以上かつ安定継続収入のある人
審査スピード 3日程度、最短翌営業日

三井住友VISAゴールドカードの申込条件は、満30歳以上と他のゴールドカードよりも年齢が高くなっています。そのことから、審査を通過するためには、ある程度の年収が必要となってくる可能性が高いです。30歳の平均年収は300万~350万円くらいとなっています。このくらいの年収があれば、審査通過の可能性は高いでしょう。

高島屋によく行くならタカシマヤカード《ゴールド》

タカシマヤカード《ゴールド》は以下のような特徴があります。

タカシマヤカード《ゴールド》

総合評価

表示しない
年会費 1万1000円(税込)
還元率 1.0%
国際ブランド visa|master|americanexpress|jcbvisa|master|americanexpress|jcbvisa|master|americanexpress|jcbvisa|master|americanexpress|jcb
電子マネー
rakuten|nanaco|suicarakuten|nanaco|suicarakuten|nanaco|suica
  • ETCカード
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード
年会費 1万円
申込条件 27歳以上で安定した収入と社会的に信用があること、自宅と勤務先に電話連絡ができること、日本国内に住んでいること
審査スピード 最短即日~2週間

高島屋ゴールドの申込条件を見てみると、年齢が27歳以上と高めなうえに、社会的信用がなくてはなりません。さらに、勤務先に電話での在籍確認が必要となることから、派遣社員やフリーターだと審査通過できない可能性が高いです。過去に債務整理がなく、正社員として勤めているのであれば審査通過できるかもしれません。

ゴールドカードの審査に落ちる3つの要因

ゴールドカードの審査基準は非公開のため、審査に落ちたとき、実際に「何が悪かったのか」を正確に知ることはできません。しかし、審査落ちの理由にはいくつかのパターンがあります。まずは、以下の3つの理由に自身が当てはまらないかどうか確認してみましょう。

<審査落ちの理由>

  1. 申込書の記入内容が不自然
  2. 多重債務などの疑いがある
  3. 申し込んだゴールドカードとの相性が悪い

パターン1:申込書の記入内容が不自然

申込書の記入不備や虚偽情報の記載などがこれに該当します。「会社員」と書いているのに勤めている会社名が書かれていなかったり、勤務先として書かれている会社が実際には移転していて該当住所になかったりする場合は、「申込内容にエラーがある」と判断されます。

単純な書き間違えや調べなかったことによる勘違いであれば、カード会社からの問い合わせを受けて修正すれば審査を継続できることもあるでしょう。しかし、「これは怪しい」と思われてしまうと、その時点で審査に落とされてしまう可能性もあります。申し込みの際は情報に不備や間違いがないよう、慎重に記入するようにしてください。もちろん、故意にうそをつくようなことは絶対にしてはいけません

パターン2:多重債務などの疑いがある

他社でキャッシング(現金を借りられる機能)を利用していたり、ショッピング利用のほとんどがリボ払いに設定されていたりすると、「お金に余裕がないのではないか」と思われてしまいます。多重債務の懸念がある場合、ゴールドカードの審査に通らない可能性が非常に高いので注意しましょう。

手塚さん:収入の中から返済しきれない程度の借入金の本数がある場合には審査には通りません。ただ、多重債務でも収入が高く支払いに問題ない職業の方であれば審査に通過できる場合もあります。

また、所持しているクレジットカードの枚数が多すぎる場合も、厳しい目を向けられることがあります。過去にカードの支払いが遅れた経験がある場合も、「支払い能力に問題がある」と思われる可能性大です。

パターン3:申し込んだゴールドカードとの相性が悪い

ゴールドカードを持つユーザーが一定のステータス(=社会的地位)を得られるように、カード会社も優良顧客が多ければ一定の社会的評価を受けられます。これらは、ゴールドカードの「ブランド価値」がもたらす効果です。

このブランド価値を高めるため、クレジットカード会社では「特に取り込みたいお客様像(優良顧客像)」を設定している場合が多くあります。この設定やカード会社のブランドイメージに合わないようだと、審査に通る可能性は低くなるでしょう。

手塚さん:収入が高く安定している職業に就いていて、自社のカードを高級店などで利用してブランド価値を高めてくれる人は、優良顧客に該当します。とはいえ、優良顧客でなくても支払能力に問題がなければ審査には通ります。

ゴールドカードの審査に通過するために必要なこと

それほど切実に入会を希望していたカードでなかったとしても、審査に落ちたとなると少なからずショックを受けるもの。特にステータスカードの一種であるゴールドカードの場合、審査基準が厳しいケースがほとんどのため一般カードよりも審査落ちのリスクが高く、「ホントに通るのかな?」という不安も大きいと思います。

そういった方のために、「ゴールドカードの審査に通るためのコツ」をまとめました。

うそをつかない

「ゴールドカードを作りたいから、年収を100万円上乗せしてしまおう」といった虚偽の記載は絶対にやめてください。うそをついていることがカード会社にばれた場合、正直に低い年収を申告したときよりもずっと状況が悪くなってしまうからです。

その際、審査に申し込んだ方の個人情報は、本人確認書類や源泉徴収票、信用情報機関への照会などを通してしっかり調査されます。うそがばれるリスクを冒してまで虚偽の申告をするのは、賢いやり方とはいえません。

あらかじめカードを整理しておく

使わないクレジットカードをたくさん持っている方、あちこちのカードに少しずつ残債があるという方は、ゴールドカードへの申し込みを機に一度整理しておきましょう。キャッシングやリボ払いが残っているのであれば、可能な範囲で返済するようにしてください。

これはゴールドカードの審査に通るためにも大切なことですが、「無駄な利息を支払わずに済む」という意味でも大きなメリットがあります。

ステータスが高すぎないカードを選ぶ

同じゴールドカードの中にも、年会費が高めのカードと比較的リーズナブルなカードがあります。「格安ゴールドカード」や「ヤングゴールドカード」など、ステータスが高すぎない比較的リーズナブルなカードを選べば審査落ちのリスクを抑えることができるでしょう。

例えば、楽天ゴールドカードは年会費2000円と格安ながらも、スタンダードな楽天カードより補償が手厚く、ワンランク上の優待が受けられるゴールドカードです。国内空港ラウンジが年間2回まで無料で利用でき、最高2000万円の海外旅行傷害保険も付帯しています。さらに「楽天市場」利用時の還元率が最大5%となり、毎月2万円程度楽天市場で買い物する方にとってはかなり魅力的なカードといえます。

楽天ゴールドカード

楽天カードゴールドの券面画像

総合評価

表示しない
年会費 2,200円(税込)
還元率 1.0%
国際ブランド visamasterjcb
電子マネー
rakuten
  • ETCカード
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • 家族カード

手塚さん:ゴールドカードの中でも、ステータスが違うカードでは審査基準は変わります。「最低年収」などの申込条件が異なる場合もありますし、審査合格基準点が異なる場合もあります。

また、同じゴールドカードでも、一般カードと同じ条件・同じ基準点で審査をするカードもあれば、ゴールドになることによって厳しい収入条件がつくカードもあります。

具体的な審査基準は不明ですが、一般的にカードのステータスが高くなるほど審査も厳しくなります。審査落ちが不安な方は、年会費が安めで特典が多すぎないゴールドカードを選んでみてはいかがでしょうか。

無理してカードを作ろうとしない

カードを維持するために年会費がかかるゴールドカードは、高ステータスの人が作るカードです。そのため、そもそも年会費が支払えるかどうか不安な方や他のカードの返済が滞っている方、「一括払いや2回払いはキツイ」という理由でリボ払いを多用している方などにゴールドカードは向かないでしょう。

カードの利用状況やふだんの生活に金銭的な不安を感じている場合、無理をしてまでゴールドカードを持つ必要はないでしょう。無理に申し込んでも、審査落ちしてしまう可能性が高いといえます。年収にかかわらず、そもそもふだんの生活が金銭的に厳しいという方は、まず、生活を立て直して家計を正常化させることから始めましょう。

監修者 監修者

池田 星太

クレジットカード・キャッシュレス専門家

池田 星太

キャッシュレス情報メディア「大人のクレジットカード」編集長
大人のクレジットカード