夫婦のお小遣いは平均で32,682円!夫婦別では夫34,503円と妻28,820円で差あり

共働き夫婦のお小遣いアイキャッチ

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ひと昔前であれば、お財布は一家にひとつ、お父さんはお小遣い制、というのが一般的な家計の姿でした。
しかし共働き夫婦が増えたことで、お小遣い事情もだいぶ様変わりしています。

この記事では、1,000人の共働き夫婦にアンケートを実施。お小遣い事情の「今」を明らかにしています。

本記事で紹介しているデータは、アンケート結果から算出した平均などの値です。
家庭の事情などにより差がありますので、あくまで参考としてご利用ください。

夫の小遣いの平均は34,503円で妻は28,820円!夫は半数以上の51%が小遣い制

共働き夫婦1,000人調査の結果、46.8%とほぼ半数がお小遣い制でした。毎月のお小遣い額の平均は毎月32,682円。夫婦別で見ると、夫が34,503円で妻は28,820円と夫婦で5,000円以上の差がつく結果に。

お小遣い額への満足度調査では、「満足している派」は全体で66%。夫婦別に見ると夫58%に対し妻81%で、お小遣い額の多い夫の方が満足度が低いことがわかりました。

また理想のお小遣い額は夫婦平均で44,524円で、現実との差がはっきり表れました。

共働き夫婦1000人調査でわかったこと

ここからは、お小遣い額の決め方や理想のお小遣い額、さらにはお小遣いが足りない場合のやりくり方法などについて、さらに切り込んでいきます。

調査対象:共働き夫婦1,000人
調査地域:全国
調査期間:2023年6月6日~6月7日
調査主体:株式会社大黒屋
調査委託先:アイブリッジ株式会社

共働き夫婦の46.8%がお小遣い制!夫婦の平均額は32,682円

共働き夫婦におけるお小遣い制の割合と平均額について詳しく見ていきましょう。

お小遣い制を導入している夫婦は46.8%でほぼ半数

1,000人の共働き夫婦のうち、お小遣い制と答えた人は468人(46.8%)、お小遣い制ではないと答えたのは532人(53.2%)でした。

お小遣い制の割合は46.8%

ほぼ半分に分かれ、お小遣い制かそうでないかの割合に大きな差はなく、二極化していることが見てとれます。

毎月のお小遣い額の平均額は32,682円で夫婦別では妻が少なめ

1,000人調査の結果、夫婦全体のお小遣い平均額は32,682円であることがわかりました。夫婦別で見ると夫は34,503円、妻は28,820円となり、夫婦で5,000円以上の差がつく結果に。

共働き夫婦のお小遣い額

割合の大きい順にTOP3を見てみると、夫は1位30,000円、2位は同率で50,000円と20,000円、妻は1位30,000円、2位10,000円、3位が20,000円でした。

月収額に対するお小遣い額の割合は7.6%で夫婦別では妻が高め

月収額に対するお小遣い額の割合は、夫婦平均で7.6%ということがわかりました。
夫婦別に見ると夫は6.7%で妻は11.4%。この数字をどう解釈するかは人それぞれといえるでしょう。

月収額に対するお小遣いの割合

妻の割合が高いように見えますが、今回のアンケート結果では妻の月収(年収)が低めでしたので、必然的にお小遣いの割合が増えるのは致し方ないことかもしれません。

年代別のお小遣い平均額は40代が低く60代が高い

お小遣い額を年代別で見ると、20代は33,389円、30代は35,837円、40代は29,172円、50代は31,361円、60代は38,152円でした。
20代から30代にかけ上昇するも、40代で下降しているのが特徴的です。

年代別のお小遣い平均額

40代を過ぎた頃から子どもの学費やマイホーム購入など、大きなライフイベントの発生によってお小遣い額が下降(減額)するのかもしれません。

60代で最高額になるのは、子どもが独立する、マイホームローンの返済が終わるなど出費が大きく減る背景がうかがえます。

子どもあり/持ち家派の方がお小遣い額が高い傾向にある

子どもの「あり・なし」と、「持ち家か賃貸か」に分けてお小遣い額を調べてみます。
子ども「あり」と回答した人のお小遣い額の平均は33,399円、「なし」は30,644円でした。
一方の住宅事情では、「持ち家」と回答した人のお小遣い平均額は33,366円、「賃貸」は30,670円でした。

条件別のお小遣い平均額

子どもがいる人と、持ち家に住む人の方が高いことがわかります。子どもを養育できる、あるいはマイホームを購入できる人は、比較的経済状況が良く、お小遣い額に反映されているのかもしれません。

一方で「持ち家」のお小遣い額1位は30,000円ですが、「賃貸」の1位が50,000円という結果を見ると、住宅ローンがないおかげで経済状況が良い家庭もあるのでしょう。

経済事情は家庭によりけりといえそうです。

お小遣い額は「満足している派」が66%で理想額は44,524円

ここからは、お小遣い額に対する満足度や使い道について探っていきます。

お小遣い額の満足度は「まあまあ満足している」が42%で1位

現在のお小遣い額の満足度は「まあまあ満足している」が42%、さらに「満足している」という人が24%で、合算すると66%の夫婦が「満足」していることがわかりました。

共働き夫婦のお小遣い額満足度調査

一方「あまり満足していない」と答えた人は21%、「満足していない」と答えた人はもっとも少数で13%です。

満足していない派を夫婦別に見てみると、夫42%に対し妻19%でした。

理想のお小遣い額は夫婦平均で44,524円!現実との差は約12,000円

では理想のお小遣い額はいくらなのでしょうか。「満足している」人を除外して質問してみると、理想額は夫婦平均で44,524円でした。

共働き夫婦の理想のお小遣い額

実際のお小遣い額の平均が32,682円だったので、理想額には約12,000円不足しています。

夫婦別で見てみると、夫の理想額が平均48,813円に対して実際は34,503円でしたので、その差額は約14,000円。
一方、妻の理想額が平均37,264円に対して実際は28,820円とその差額は約8,400円でした。

いずれも理想と現実にギャップがあるようですが、特に夫に関しては、お小遣いのやりくりに苦労している実情が浮かび上がってきます。

しかしこのお小遣い額、誰が決めているのでしょうか。

51%が自分でお小遣い額を決めている

お小遣い額は誰が決めているのかを調べたところ、51%の人が「自分で決めている」と答えました。

共働きのお小遣い額は誰が決める?

夫婦別だと夫が26%、妻が25%と大きな差はなく、共働きならではの自立性がうかがえます。

ここで注目したいのはパートナーが決める人の割合です。全体で23%ですが、内訳を見ると妻が決める20%で、夫が決めるは2%(四捨五入しています)と大きな差があります。

妻が家計を切り盛りしているケースが多い、ということの表れなのかもしれません。

お小遣い額アップの交渉に成功したのは31%中16%

お小遣い額アップの交渉をしたことがあるかについて調べたところ、31%が「ある」と答えています。
そのうち、成功したのは16%でした。およそ2分の1の確率で成功しているようです。交渉してみる余地もありそうですね。

お小遣い額の交渉はした?

ちなみに、一番多かったのが交渉を「今後もするつもりはない」の47%でした。約半数の人がお小遣い額アップの交渉に消極的なようです。

お小遣いが足りなくても約50%が我慢して乗り切る

お小遣いが足りない場合、約50%の人が「我慢する」と答えました。夫と妻で回答の結果がほとんど変わらないというのも興味深いポイントです。

お小遣いが足りない場合どうするか

注目したいのは「へそくりを使う」もほぼ同率だったということ。知らぬはパートナーだけ、ということでしょうか。

しかし、へそくりについての意見を集めてみると以下の回答が。

  • 「へそくりを没収された」(50歳 男性)
  • 「へそくりがあるがお互いに干渉しない」(66歳 男性)
  • 「へそくりをしていますがたぶん主人もへそくりをしている」(56歳 女性)

没収されたという少々理不尽な意見が一定数あるものの、互いのへそくりを認め合っているという意見も複数ありました。

またカードローンやキャッシングを利用する人は、5〜7%にとどまることもわかりました。

やりくり方法は「とにかく支出を抑える」が1位

お小遣いのやりくりについての質問では、「本当に必要なものだけを買い、無駄遣いを避ける」が大差をつけて1位でした。
限られたお小遣いの範囲で生活するためには、とにもかくにも支出を抑えることが一番の方法だということでしょう。

お小遣いをやりくりするための方法

夫婦で順位がほぼ変わらないことも注目のポイントです。

【夫婦のお小遣いエピソード】相手への愛情が感じられる内容も

最後に、今回の調査で寄せられた「夫婦のお小遣いにまつわるエピソード」を紹介していきましょう。

お小遣いにまつわる夫婦間のエピソード

苦しいお小遣い事情の中でも、パートナーに対する優しさや愛情を感じる素敵な話が多く寄せられました。

お小遣いをやりくりし、パートナーへプレゼントを用意したり、二人で協力して旅行へ出かけるなど、厳しいお小遣い事情だからこそ感じられる幸せもあるようです。

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