社会人の飲み代平均は1回4,237円で1カ月の平均は6,002円!参加回数は20代がもっとも多い結果に!

社会人の飲み代平均は1回4,237円で1カ月の平均は6,002円!参加回数は20代がもっとも多い結果に!

コロナ禍の影響によって一時期、飲み会は激減しました。しかし2023年5月にコロナが5類感染症に移行したこともあって、居酒屋も元の賑わいを取り戻しつつあります。

そんな状況を踏まえ、飲み会の最新事情を調査しました。

この記事では、20~50代の社会人男女1,000人にアンケートを実施し、飲み代や参加頻度などの事情を読み解いています

現在の飲み会の頻度や、昨今いわれている「若者のアルコール離れ」は本当なのでしょうか?
年代ごとの飲み事情も分析しています。

社会人の20~50代を対象に、各世代1,000人ずつ合計4,000人に事前調査を実施。その中で「飲み会に参加する機会がある」と回答した方から各世代250名ずつ合計1,000人に本調査を行いました。
本記事で紹介しているデータは、本調査のアンケート結果から算出した平均などの値です。個人差があるので、あくまで参考としてご利用ください。
この記事では、「飲み会」を以下のように定義しています。

・仕事で関わる人や友人など、複数人で集まるもの(1人飲みは含まない)
・居酒屋やレストランなど、店舗を利用するもの(ホームパーティーやオンライン飲み会は含まない)
・費用を自腹で支払うもの(会社の経費を利用する接待や懇親会などは含まない)

目次

1カ月あたりの飲み代平均は6,002円。世代別の年間平均は20代が最多で10万円以上!

飲み会に参加する機会のある人1,000人に調査したところ、1回あたりの飲み代の平均は4,237円でした。

参加頻度の調査結果も含めて年間平均を算出してみると、1年あたりの平均は72,029円。これを単純に12カ月で割ると、1カ月あたりでは6,002円となります。

また世代ごとに調べてみると「実は飲み代にもっとも多くのお金を使っているのは20代」という興味深い結果も得られました。

「現在そもそも飲み会に参加する機会があるか」といった基本的なところも含め、飲み会に関するさまざまな調査データを紹介していきましょう。

職場・プライベートともに飲み会には半数以上が参加している

今回の飲み会に関する調査では、20代・30代・40代・50代の各世代1,000人ずつ、計4,000人に、飲み会に参加する機会があるかどうかについて事前調査を行いました。

まず、職場での飲み会について質問したところ「参加する機会がある」と回答したのは、すべての世代で約半数でした。

一方、プライベートの飲み会は、20代の60.6%が「参加する機会がある」と回答。年代が上がるにつれて割合は減り、50代は50.4%ともっとも少なくなっています

飲み会に参加する機会はありますか?

調査対象
・事前調査/20~50代の社会人男女4,000人
・本調査/飲み会に参加する機会がある20~50代の社会人男女1,000人
調査地域:全国
調査期間:2023年6月9日~13日
調査主体:株式会社大黒屋
調査委託先:アイブリッジ株式会社

ちなみにコロナ禍以前と比べたときの頻度については、職場の飲み会もプライベートの飲み会も、約半数が「コロナ禍以前よりも減った」という回答でした。コロナ禍以前の状況まで回復するには、まだまだ時間がかかるといえそうです。

またコロナ禍を機に、飲み会への意識そのものにも変化があることも考えられます。

コロナ禍以前と比べた飲み会の状況 ※(職場/プライベート)で記載

  • 「コロナ禍以前よりも減った」(48.8%/50.9%)
  • 「コロナ禍以前よりも少ないが増えつつある」(14.9%/14.3%)
  • 「コロナ禍以前と同程度」(13.5%/14.3%)
  • 「コロナ禍以前よりも増えた」(6.9%/10.0%)

このような現状を踏まえ、実際に飲み会に参加している人たちの飲み代や参加頻度をさらに詳しく見ていきましょう。

1回あたりの飲み代平均は4,237円で、1カ月平均は6,002円。頻度は「年3回以下」が最多

職場・プライベートを問わず、飲み会に参加する機会がある、20~50代の社会人男女1,000人に調査をしたところ、1回あたりの飲み代(何軒かはしごする場合は一次会の費用)の平均値は4,237円でした。

ボリュームゾーンは「3,000~4,000円未満」(29.7%)、「4,000~5,000円未満」(29.8%)がほぼ横並びとなっていました。

飲み会への参加頻度は「年に3回以下」と回答した人が36.7%で、もっとも多いのがこの層です。毎週のように飲みに行くという人は16.0%にとどまり、かなりの少数派。社会人はあまり高頻度で飲み会に参加していないことがわかります。

飲み代平均と飲み会に参加する頻度
※飲み会への参加回数平均は、「週2回以上」=週2回、「年に3回以下」=年2回、1年間に52週として、目安に算出しています。

飲み会への参加回数は人によってかなり違いますが、全体の平均を算出してみると、年平均17回ほど。

年間の飲み代平均は72,029円となり、これを12で割ると1カ月あたりでは6,002円となります。

では、年代による違いはあるのでしょうか?
ここからは、20代、30代、40代、50代の世代ごとの結果を見てみましょう。

1回あたりの飲み代4,200円台は全世代共通。意外なことに参加回数は20代、30代が多い

世代ごとに飲み代の平均値を見ると、20代が4,202円、30代が4,222円、40代が4,265円、50代が4,259円と、ほぼ差はありません

たとえば、職場などの飲み会だと年代が上にいくほど多く支払うということがよくありますが、平均値としては飲み代に世代間の差はないという意外な結果でした。

ボリュームゾーンは、40代以外の世代は「4,000~5,000円未満」でしたが、40代のみ「3,000~4,000円未満」とやや低め。40代は飲み代4,000円未満が約半数を占めています。

子育て世代の中心ということもあり、支出を控えめにしているのかもしれません。

1回あたりの飲み代

1回あたりの飲み代は年代による違いはほとんどありませんでしたが、飲み会への参加回数はどうなのでしょうか?

飲み会への参加頻度

比較のため、参加回数の平均を目安で出してみると、飲み会への参加は20代が年間24回ともっとも多く、次いで30代の19回となっています

20代の飲み会への参加は「週2回以上」が9.6%、「週1回程度」が12.8%で、合計すると22.4%。つまり、1/4近くが、毎週何かしらの飲み会に参加しているということがわかりました。

昨今、「若者のアルコール離れ」が話題にあがることがありますが、一概にもそうともいえず、友人同士で楽しくお酒を飲みかわしている様子がうかがえます。

ボリュームゾーンはすべての世代で「年3回以下」がもっとも多いことに変わりはありませんが、50代は「年3回以下」が46.0%にのぼり、年間平均回数は11回。20代と比較すると大幅に少ない結果となりました。

以上の「1回あたりの飲み代」と年間平均の目安の回数から、年間の飲み代を考えると、下記のように想定されます。

年代ごとの飲み代の年間平均

  • 20代……100,814円
  • 30代……81,603円
  • 40代……64,387円
  • 50代……46,645円

比較すると、50代の年間の飲み代は、20代の半分以下ということになります。

飲み代の男女差は意外に少ない? その差は605円!

飲み代の支払いは、たとえば「男性5,000円、女性4,000円」と差をつける場合もあるのではないでしょうか。

そこで、飲み代の男女差についても調べてみました。

1回あたりの飲み代

1回あたりの飲み代の平均値は、男性4,469円、女性3,864円で、その差は605円です。

もちろん個人差はありますが、飲み会では男女で食べる量や飲む量に差があるため会費に差を設けることもあるでしょう。しかし、差が605円というのは意外に少ないようにも感じられます。

男女混合の飲み会の場合は、宴会用のコースメニューなどを利用して不公平感を解消しているケースも多いのではないでしょうか。

ボリュームゾーンは「3,000~4,000円未満」(男性29.0%、女性30.9%)、「4,000~5,000未満」(男性32.4%、女性25.7%)と、比較してみると大きな差はありません。

飲み代の分配は「完全割り勘派」が多数で、支払い方法は現金派が圧倒!

ここまでの調査で、飲み代の年代差はほとんどなく、男女差も605円だということがわかりました。

それでは、次からは飲み代の支払い方法について見てみましょう。

飲み会の分配は「全員で均等に割り勘する」状況が多数

飲み代の分配については、完全に割り勘をする場合や、年齢や役職、男女で傾斜をつける場合などがあります。

そこで、飲み会の分配方法について聞いてみました。

飲み代の分配

結果としては「参加者全員で均等に割り勘」に664票が集まり、金額を変える場合よりもずっと多い結果になりました(複数回答)

対して、「アルコールを飲まない人などは少なめに設定」という回答は166票で少なめの結果に。飲み放題コースなどを利用する場合は、その必要がないという判断もあるのかもしれません。

幹事の集金方法はやはり現金派が多く、送金アプリでは「PayPay」が優勢

幹事や代表者が飲み代を集めるとき、各自の支払い方法はやはり現金が圧倒的ですが、個人送金アプリを利用するケースも少なからずあります。

飲み代の支払い方法(複数回答)

順位
支払い方法
回答数
1
現金 880
2
PayPay 227
3
楽天ペイ 81
4
LINE Pay 68
5
d払い 58
6
au PAY 39
7
口座振り込み 24
8
その他 32

個人送金アプリは、払う側と受け取る側が同じアプリを利用する必要があります。そのため、普及率が高いアプリほど利用される機会も多くなるでしょう。

回答を見ると、個人送金アプリの利用はPayPayがもっとも多く、他のアプリよりも抜きん出ているという結果でした。

職場・プライベートの飲み会は好き? 嫌い? 飲み会に対する意識

「プライベートの飲み会は楽しく過ごせるけど、職場の飲み会は気を使うから嫌い」という人も多いかもしれません。

そこで、職場とプライベートのそれぞれの飲み会について、好きか嫌いかを聞いてみました。

飲み会に対するさまざまなコメントもご紹介します。

世間のイメージとは真逆?「職場の飲み会」が嫌いなのは50代がもっとも多く36.0%!

職場の飲み会が「嫌い」と回答した人は13.8%、「どちらかといえば嫌い」は17.5%で、合計すると31.3%です。

「好き」(16.2%)と「どちらかといえば好き」(22.6%)の合計38.8%の方が多いという意外な結果となりました。

飲み会は好きですか?

年代別に見ると、職場の飲み会が「好き」と回答した人がもっとも多いのが30代の22.4%でした。「好き」と「どちらかといえば好き」を合わせた、ポジティブな意見がもっとも多いのは20代で、年代が上がるにつれ下がり、50代がもっとも少ない数値となっています。

意外なことに50代は、「嫌い」(16.0%)、「どちらかといえば嫌い」(20.0%)も、もっとも多いという結果でした。

プライベートの飲み会については、各世代「好き」「どちらかといえば好き」を合わせると80%前後ですが、40代は76.4%とやや低めの数値になっています。

飲み会に対する好きな理由や嫌いな理由を聞いてみると「大人数の飲み会にはできる限り参加したくない」「上司がいると気を使う」などの声はやはり根強くあります。

今回の調査におけるポジティブな意見、ネガティブな意見をいくつか紹介します。

飲み会に対するみんなの意見

飲み会に関するコロナ禍の影響は大きく「職場での飲み会がなくなったのはうれしい」という意見は多くありました。

しかし、その半面「コロナ禍で飲み会が強制でなくなった分、参加したいものだけに参加する」という意見もありました。

こうした参加スタイルの変化が、飲み会に対する印象がポジティブになっているのかもしれません。

本記事の内容(画像、データ、その他情報)は、以下のルールに準じたうえで引用可能です。

・本記事へのリンクを貼ること
・引用元として下記を記載すること

 Money Campus「1回の飲み代の平均は4,237円!1,000人調査の結果」

この記事のまとめ

今回は、20~50代の社会人男女を対象に、事前調査で4,000人、本調査で1,000人にアンケートに答えてもらいました。

各世代、均等の人数に質問をすることで世代による違いが見え、意外なこともわかりました。

かつては「飲みニケーション」という言葉があり、年代が上の人ほど一緒に飲んで本音で語り合う場を好むイメージがありましたが、今回の調査では年代が上がるごとに飲み会が嫌いだという声が多くあがってきたのは意外な点でした。

ただ、寄せられたコメントを見ると、「飲み会だとふだん聞けない話が聞ける」というような意見は40・50代に多い印象でした。

逆に、20・30代の飲み会が好きな理由は「気の合う人同士だと楽しい」といった意見が多い傾向があり、理由が条件付きである様子。

まだまだ、職場で大々的な飲み会は少ないようで、強制参加でない飲み会であれば楽しいということのようです。

コロナ禍は、飲み会に対する意識に変化をもたらしました。また開催の回数も、まだまだ以前のとおりとはいかないようです。

しかし少なくとも、「20代の若者たちにも飲み会好きが多くいる」という今回の調査結果は、飲食業界にとって明るい話題ではないでしょうか。