「空き家を利用した移住」はあり?北関東3県の物件やリフォーム補助などを調査してみた

空き家への移住はあり?なし?のアイキャッチ

地方移住への関心が高まっている昨今。

移住にあたっては住居探しが必須ですが、安い物件を見つけたい場合は「空き家」を探すという選択肢もあります。

実際のところ、空き家物件というのはどの程度「あり」なのでしょうか?

今回R&Cマガジン編集部は、「東京からの移住」を想定し、候補になる確率が高い北関東3県(群馬県・栃木県・茨城県)の空き家物件や補助金制度について調べてみました。

空き家物件の傾向と対策

  • 基本的に「空き家物件はリフォームが必要」と考えておいた方がいい
  • ただし自治体にリフォーム補助などがあり、数十万円の補助金を受け取れる場合も
  • 制度の充実度には差があるので、移住先選びの際は要チェック

一例として、空き家物件の現地取材レポートやリフォーム事例なども掲載しているので、さっそく紹介していきましょう。

目次

実際のところ空き家物件ってどんな感じ?栃木県真岡市の例

栃木県南東部にある真岡(もおか)市は、東京から90km圏内に位置し、東北新幹線を使えば1時間40分ほどでアクセス可能な市。

列車と桜の写真
いちごのビニールハウスの画像

宇都宮市にも隣接しているため「都市部への近さ」という要素を満たしつつ、農地や田園などが多く、のどかな風景が広がっています。SLを走らせている真岡鐵道や、「いちご生産量日本一」といった特徴があります。

真岡市の移住・定住ポータルサイト

では、ここにある「空き家物件」としてはどのようなものがあるのでしょうか。

Money Campus編集部は、真岡市のご協力のもと、2023年2月時点で空き家バンクに登録されていた物件の中から2件の内覧をさせてもらうことにしました。

空き家物件その①|周囲を農地に囲まれた5DK

真岡の古民家画像

価格 1,600万円


築年月:1978年6月(築44年)
建物面積:149.70㎡
土地面積:1513.73㎡
間取り:5DK


物件詳細:真岡市空き家バンク

まず最初に内覧させてもらったのは、1500㎡以上という広大な土地付きの日本家屋です。敷地内に倉庫や作業場として使われていたような建物もあるのが特徴です。

真岡の内観画像
真岡の内観画像
真岡の内観画像
真岡の内観画像
部屋はすべて畳敷きの和室で、ふすまを取り払えば大広間にもなります。いかにも昔ながらの日本家屋という雰囲気でした。
家財道具の片付けなどは必要ですが、日本家屋が好きという人であれば大規模なリフォームは必要なさそうです。
真岡の内観画像
真岡の内観画像
真岡の内観画像
真岡の内観画像
キッチン、バス、トイレ。現状では家財道具なども残されている状態です。このあたりは、好みによってリフォームをしても良さそう。
真岡の外観画像
真岡敷地内の画像
敷地内にある、倉庫や作業場のような建物。これらも物件に含まれています。
真岡敷地内の画像
犬や子供が走り回って遊べそうな庭。これも敷地の一部です。

こちらの物件は、周囲を農地に囲まれているようなロケーション。敷地もとにかく広いので車を置くスペースにもまったく困らず、その気になれば10台以上停めておくことも可能です。「東京にこだわらなければ、これだけの広さの物件があるんだな…」ということを、あらためて感じます。

「移住するならとにかく広い敷地が欲しい」という人におすすめと言えそうです。

空き家物件その②|住宅街にある庭付き3DK

真岡外観画像

価格 1,550万円


築年月:1990年1月(築33年)
建物面積:118.00㎡
土地面積:402.00㎡
間取り:3DK


物件詳細:真岡市空き家バンク

先ほどの物件は市の中心街からは離れたところにありましたが、次に内覧させてもらったのは、比較的中心街に近いエリア。周囲も住宅地というロケーションです。

真岡内観画像
真岡内観画像
真岡内観画像
真岡内観画像
こちらの物件も、部屋はすべて和室。家財道具は残されている状態でした。
真岡内観画像
キッチンなども同様で家財道具が残されていますが、決して「荒れている」というわけではないので、片付けをすれば問題なく使えそうです。
真岡敷地内の画像
広い庭が付いており、生垣などの木々も植わっています。庭いじりが好きな人には最適
真岡敷地内画像
敷地内には、趣味や勉強のために使えそうな「離れ」のプレハブもありました。

2件目の物件は住宅街にあり、買い物などの利便性は高そうです。1件目の物件に比べて敷地面積は少ないですが、とはいえ駐車スペースは2台分。しかも庭と離れまで付いているので、広さを求めて移住する人の希望にも合致する物件といえそうです。

空き家はちょっと…と思った場合でも、リフォームの補助が利用できる

さて、ここまで実際の物件を見てみましたが、これらの写真を見てどう思ったでしょうか。

「やっぱり古さが気になるなぁ」とか「家財道具が残ってるのはちょっと…」などと感じた人も多いのではないのでしょうか。

その気持ちはわかりますが、空き家を検討するのであれば「現実」もしっかりと把握しておく必要があります。さすがに「キレイで新しくて格安」といった物件はありません。

では、空き家を検討する際は、古さや家財道具が残っていることなどの不満は我慢するしかないのでしょうか。

実は自治体によっては、空き家を利用して住む場合に「リフォーム補助」や「家財道具の処分費用の補助」の制度を用意しています。

例えば、空き家に残っている家財道具を処分したり、住宅の一部をリフォームした場合、費用の一部補助が受けられるのです。さらにサポートが充実している自治体の場合は「引っ越し費用の一部補助」などの制度もあったりします。

取材した真岡市には、嬉しいことにこれらすべての制度がありました。

種別
補助額限度額
申請期間
リフォーム工事 50万円
(補助率:対象工事費の1/2以内)
+子ども加算(1人あたり10万円)
売買賃貸借契約締結日から2年
家財道具処分 10万円
(補助率:対象経費の1/2以内)
+子ども加算(1人あたり10万円)
売買賃貸借契約締結日から2年
引っ越し 10万円
(補助率:対象経費の1/2以内)
+子ども加算(1人あたり10万円)
売買賃貸借契約締結日から2年
※詳細な補助条件については真岡市のサイトをご確認ください
※子ども加算は、リフォーム・家財処分・引越し(市外からの転入者)の3メニューのうちいずれか1回が適用

真岡市の場合は、「空き家バンク(後ほど詳しく解説します)」に登録された物件を選ぶことで、これらを利用できます。

ちなみに、空き家リフォームに関しても「子ども1人あたり10万円加算」というのはかなり珍しい制度で、真岡市のサポートの手厚さを感じるところ。

子ども加算は3種類のうち「いずれか1回が適用」となるので、例えば子ども2人のいる夫婦(4人家族)であれば、最大でリフォーム工事70万円(50万円+20万円)の補助を受けられる可能性があるのです。

もちろん「かかった費用の1/2以内」という条件もあるため、出費がゼロになるわけではありませんが、空き家利用に関してはリフォームが必要になる場合も多いため、こういった補助は最大限に活用したいところです。

空き家リフォーム工事の具体例を紹介

では真岡市では、実際に上記の制度を利用した例にはどのようなものがあったのでしょうか。真岡市にご協力いただき、実際の施工例の写真を見せてもらいました。

・お風呂場(施工前→施工後)

お風呂場施工前画像
お風呂場施工後画像

・洗面台(施工前→施工後)

洗面台施工前画像
洗面所施工後画像

・キッチン(施工前→施工後)

キッチン施工前画像
キッチン施工後画像

・部屋(施工前→施工後)

部屋施工前画像
部屋施工後画像

一見しただけでも、かなりきれいになっていることがわかります。

窓の周囲など、もとの物件のままのところもありますが、リフォームを「どこまでやるか」はオーナー次第。とことんキレイにしたい場合は徹底的に追求することも可能ですが、当然ながら工事費として跳ね返ってきます。

自分が許容できる部分と直したい部分、そしてリフォーム工事費と補助金について調べ、納得できるラインを見出していくのがいいのではないでしょうか。

移住者全般が受けられるサポートは他にもある

ここまでは「空き家バンクに登録された物件を利用した場合」の移住に関して紹介してきましたが、自治体では他にもいろいろと「移住者へのサポート制度」を整えています。

真岡市の場合、移住者が利用できる可能性がある制度としては、以下のようなものが挙げられます。

制度
対象
内容
真岡市移住支援金 東京圏からの移住+県内の登録企業へ就職した人 最大100万円を支給
UIJターン就業定住助成金 市内中小企業に就業または創業した転入者 35歳未満の人に最大20万円の助成金を支給
オンライン移住相談 真岡市への移住を検討している人 担当職員による個別相談

「移住支援金」に関しては政府が主導していることもあり、他にも多数の自治体が行っています(詳細:内閣官房・内閣府総合サイト

こういった制度を利用することで、移住に関する金銭的負担をかなり軽減できる可能性があるのです。

空き家バンクとは?

空き家バンクとは、空き家を「貸したい・売りたい」人と、「借りたい・買いたい」人を結ぶ仕組み。空き家物件の情報を、地方自治体のホームページ上で掲載することで、空き家利用を促進しようというものです。

空き家の見学申し込みや問い合わせをする際にも、対応してくれるのは自治体職員なので安心。物件に関する質問だけでなく、移住に関する総合的な相談や、適切な窓口の紹介などもしてもらえるのがメリットです。

空き家バンクを利用している自治体は、各自治体のホームページで物件情報を掲載しているので、空き家の利用に興味のある人はチェックしてみましょう。

北関東3県の「空き家に関する補助制度」ピックアップ

ここまで、栃木県真岡市にご協力いただき具体例を紹介してきましたが、東京からの移住先となると、群馬・栃木・茨城の北関東3県はニーズが高いエリアでしょう。

そこで、この3県の空き家バンクと「空き家を利用した場合の補助金制度」がある自治体をいくつかピックアップしてみました。

※対象者や補助内容については要約・抜粋しています。詳しくは各自治体のホームページをご覧ください
※申請状況によっては受付終了となっている場合もあります。詳しくは自治体サイトなどでご確認ください

群馬県館林市の場合

館林市は、群馬県の南東部に位置しており、東京からは特急電車で1時間ほどとアクセス性は良好。また群馬県というと「山がちな県」というイメージもありますが、館林市は平野部にあるため年間平均気温も東京とさほど変わらないのが魅力です。

館林市も空き家バンク制度を利用しており、市のホームページ上に空き家を利用する場合の情報が掲載されています(城下町たてばやしの空き家バンク)。

物件数は、2023年2月時点で6件が登録されており(物件一覧)、価格帯は480万円~1980万円という状況でした。

館林市では「空き家利活用助成金」という制度があり、転入によって空き家を購入した場合は40万円の助成が受けられます。

対象者
内容
空き家利活用助成金 転入者で空き家を購入した人 40万円
転入者で空き家を賃借する人 1ヵ月の家賃の2分の1(上限2万円・最長12ヵ月)

ちなみにこの制度は、市内在住の人が空き家を利用する場合にも対象となるのですが、その場合は購入時の補助が20万円、賃借の場合は家賃の3分の1となっているので、転入者の方が手厚いサービスを受けられます。

群馬県下仁田町の場合

群馬県下仁田町は、「下仁田ねぎ」やこんにゃくが名物の町としても知られています。「下仁田ジオパーク」として認定された豊富な自然があり、また一方で関越自動車道の下仁田インターがあるため東京から車でアクセスする際のアクセス性も悪くありません。

そんな下仁田町も空き家バンク制度を利用しており、物件は移住・定住ポータルサイトからも検索することができます。

2023年2月時点では賃貸・売買を含め6件の物件が登録されており、価格帯は300万~1200万円という状況でした。

下仁田町には、リフォームに対する助成だけでなく、家財道具の片付けに対する補助制度もあります。

対象者
内容
空き家等利活用支援事業補助金 空き家所有者又は空き家等所有者から物件を借り受ける又は購入する個人、地域自主組織、NPO法人 補助対象経費の2分の1以内(上限100万円)
空き家等利活用片付け事業補助金 (1)空き家バンク制度を利用して、空き家等の購入又は2年以上の賃貸借の契約を締結した人

(2)空き家バンク制度に登録又は登録を行おうとする空き家等所有者
補助対象経費の2分の1以内の額(上限10万円)

移住・定住ポータルサイトには空き家情報だけでなく、さまざまな制度の紹介や相談窓口などの情報もまとまっているので、下仁田町への移住に興味がある人はチェックしてみることをおすすめします。

栃木県那須塩原市の場合

那須塩原市は栃木県の北部に位置しており「東京からの距離」としては少々遠いともいえますが、東北新幹線の那須塩原駅があるため新幹線を使えば1時間強でアクセスが可能。
移住者は3年間の「新幹線定期券購入補助(月額最大1万円)」が受けられるというユニークな制度もあります。

そんな「新幹線通勤」も検討要素に入ってくる那須塩原市ですが、2023年2月時点の空き家バンク登録物件は1件となっていました。現時点では選択肢は少ない状態ですが、那須塩原市には、空き家を利用した場合の補助金制度が充実しているのが特徴です。

リフォーム補助だけでなく、物件購入にあたって支払った媒介手数料に対する補助や、子育て世帯の転居補助金の制度もありました。

対象者
内容
空き家バンク登録建物リフォーム補助金 空き家バンクに登録されている空き家を購入し、那須塩原市外から転入し定住する人 補助対象経費の1/2(千円未満切り捨て)・最大50万円
※立地適正化計画に定める居住誘導区域内に所在する場合は限度額70万円
空き家バンク利用契約媒介手数料補助金 空き家バンクに登録されてる空き家を購入し、購入した空き家に居住し、定住する人 媒介手数料の1/2【千円未満切り捨て)・最大10万円
空き家バンク利用子育て世帯転居補助金 空き家バンクに登録されている空き家を購入し那須塩原市外から転入し定住するとき、18歳未満の子と同居する世帯 対象児一人当たり5万円

移住にかかる費用は少しでも軽減できると助かるので、こういった細やかな補助金制度があるのは嬉しいところです。

栃木県小山市の場合

小山市は栃木県の南部に位置しており、人口は栃木県内で宇都宮市に次ぐ第二の都市。東京からは東北新幹線で約41分、JR宇都宮線を使う場合でも、新宿から約68分でアクセスが可能です。東京からのアクセス性を重視する場合には有力候補となるのではないでしょうか。

そんな小山市の空き家物件は、充実した検索サイト「小山市空き家バンク」で調べることが可能。

このサイトでは、2023年2月時点で成約済みを除いても20件以上確認することができました。価格帯も1000万円以下の物件が多く、選択肢は多い状態です。

小山市にはリフォーム補助だけでなく、家財道具の処分に関する補助制度もあります。

対象者
内容
空き家バンク利用促進補助
※リフォーム工事
空き家バンクに登録した売買物件で、その所有者及び移住・定住などを目的として利用者登録した人 リフォーム工事費の1/2・最大50万円
空き家バンク利用促進補助
※空き家管理
空き家バンクに登録した売買物件で、その所有者及び移住・定住などを目的として利用者登録した人 家財処分費の1/2・最大10万円

また小山市には移住・定住ポータルサイトもあるので、関心のある人はこちらも合わせてチェックしてみましょう。

茨城県常陸太田市の場合

常陸太田市は、茨城県の北部に位置する、南北に長い市。東京からのアクセス性は、鉄道、車ともに約2時間程度です。

市自体は海に面してはいませんが、市の中心街から海までは10km程度なので「海が近いところに移住したい」という人にもおすすめのスポットです。

そんな常陸太田市の空き家バンクは、2023年2月時点で18件が登録されています(登録物件一覧)。価格帯は120万円~1680万円と幅広く、1000万円以下の物件が多いのも印象的でした。

常陸太田市にも、空き家のリフォームだけでなく、家財道具の処分に対する補助金制度があります。

対象者
内容
空き家リフォーム工事助成金 空き家の所有者または賃借人、もしくは自ら居住する目的等で空き家を購入して1年を経過しない人 経費総額の1/2(上限100万円)
空き家家財道具等処分費用助成金 空き家の所有者または当該空き家の賃借人、もしくは自ら居住する目的等で空き家を購入して1年を経過しない人 上限20万円

現時点では登録物件数も多いので、気になる物件を見つけたらぜひこういった制度を検討・利用しましょう。

茨城県笠間市の場合

笠間市は茨城県の県央に位置し、首都圏から約100km。常磐自動車道の岩間インター、北関東自動車道の友部インターなどがあり、車でのアクセス性に優れています。

また水戸市にも隣接しているので、都市部が近いという利便性もあります。

笠間市も空き家バンク制度を活用している自治体で、2023年2月時点での売却物件は15件(協議中含む)といった状況でした。また賃貸物件や空地物件も登録されています。

空き家利用に関する補助金制度も充実しており、リフォームだけでなく、空き家取得に対する補助金や家財道具処分に対する補助金制度もありました。

対象者
内容
空家・空地バンク登録物件修繕支援事業 (1)空家・空地バンク登録物件の個人所有者
または
(2)空家・空地バンク登録物件に入居する人
修繕費の2分の1以内(上限50万円)
空家・空地バンク登録物件利用促進事業 (1)空家・空地バンク登録物件を取得した人
または
(2)空家・空地バンク登録物件を賃借した人
(取得の場合)
取得対価の3パーセント以内(上限30万円)
ただし、居住誘導区域・準居住誘導区域内は取得対価の3パーセント以内(上限50万円)

(賃借の場合)
家賃2ヶ月分に相当する額(上限10万円)
ただし、居住誘導区域・準居住誘導区域内は家賃4ヵ月に相当する額(上限20万円)
空家・空地バンク登録物件家財道具等処分支援事業 空家・空地バンク登録物件の個人所有者 対象経費の1/2以内(10万円を限度)
ただし、居住誘導区域・準居住誘導区域内は対象経費の1/2以内(上限20万円)

リフォームや家財道具処分に対する補助だけでなく、「空き家取得に対する補助」があるのはめずらしいといえるでしょう。

北関東3県の空き家利用に関する助成制度まとめ

ここまで、北関東3県の「空き家バンクを利用した場合に利用できる補助金制度」についていくつか紹介してきましたが、当然ながらこれですべてではありません。

あくまで編集部調べではありますが、他にもこういった制度を用意している自治体を調査しましたので、最後に一覧表でご紹介します。

今回は主に「個人が移住する際に空き家を利用した場合」のリフォーム補助や家財道具補助に注目して調査しました。移住先として興味のある自治体があれば、これらの中の空き家物件を調べてみてはいかがでしょうか。

※対象者や補助内容については要約・抜粋しています。詳しくは各自治体のホームページをご覧ください
※申請状況によっては受付終了となっている場合もあります。詳しくは自治体サイトなどでご確認ください

群馬県

市町村
制度名
制度の概要
富岡市 空き家家財道具等片付け補助金 市内にある空き家の売却・購入に伴う家財道具等の処分にかかる費用の一部を補助。

補助率:片付けに要した費用および委託費の1/2(上限10万円)
伊勢崎市 伊勢崎市移住者支援空き家改修補助事業 市内の空き家を改修し、移住する人に対して改修工事費用の一部を補助。
補助率:工事費の2/3(千円未満は切り捨て)・最大200万円
桐生市 きりゅう暮らし応援事業(空き家利活用助成)補助金 桐生に定住する人を対象に、空き家の改修費の一部を助成。

補助率:条件によって上限70万円と上限100万円の2種類あり(どちらも基本補助額と加算補助額の合算。対象経費の100分の50以内)
渋川市 空家活用支援事業補助金 空き家を住宅としてリフォームする場合、その費用の一部を補助。

補助率:20万円以上のリフォーム費用の1/10・最大30万円
高崎市 空き家活用促進改修助成金 空き家を自己の居住を目的として取得して改修する場合、改修費用の一部を予算の範囲内で助成。

補助率:助成対象経費の1/2・最大250万円
倉渕地域・榛名地域・吉井地域に立地する場合は、最大500万円
定住促進空き屋活用家賃助成金 人口が減少している倉渕、榛名、吉井地域に立地する空き家を居住することを目的に借りる場合、その家賃の一部を予算の範囲内で助成。

補助率:月額家賃額の1/2・最大2万円
(管理費・駐車場費等は含まない)
藤岡市 空き家リフォーム補助金 空き家を取得した人が当該空き家について行うリフォーム工事に要する費用の一部を補助。

補助率:工事費の1/2
・空き家バンクを介した場合最大50万円
・それ以外最大20万円
(転入者の場合は10万円加算)
前橋市 空き家のリフォーム補助
(居住支援)
空き家を住宅として活用するために行う改修工事に係る費用に対し補助。

補助率:工事費の1/3(千円未満は切り捨て)・最大100万円
みどり市 空き家改修補助金 空き家を居住目的で購入し改修する工事の一部を補助。
補助率:工事費の1/2・最大60万円
(転入者5万円加算/人・最大20万円)
榛東村 空き家のリフォーム補助金 空き家のリフォームをする人に対して、予算の範囲内で補助。

補助率
定住を目的とした場合:補助対象費用の1/2・最大50万円(加算あり)
事業を営むことを目的とした場合:補助対象費用の1/2・最大100万円
みなかみ町 空き家等活用促進事業補助金 空き家バンクを通して賃貸借契約、売買契約を結んだ人で下記の要件を満たす場合に補助。

補助率:賃貸借補助金1/4・最大1万円/月
空き家等購入、改修補助金1/10
・最大100万円(若年夫婦)
・最大50万円(それ以外)

栃木県

市町村
制度名
制度の概要
足利市 空き家バンク改修費補助制度 空き家・空き地バンクを利用して購入した空き家の改修費の一部を補助。

補助率:工事費の1/2(千円未満切り捨て)・最大50万円
大田原市 空き家改修費補助金 空き家等情報バンク制度を利用して空き家を購入した人に、予算の範囲内で改修費の一部を補助。

補助率:補助対象費の1/2(千円未満切り捨て)・最大50万円
施工業者が市内の業者の場合、10万円加算
空き家利用子育て世帯家賃補助金 空き家等情報バンク制度を利用して空き家を賃借した子育て世帯に、予算の範囲内で家賃の一部を補助。

補助率:家賃3万円以上の場合に1万円補助
鹿沼市 空き家バンクリフォーム補助金 市外居住者が鹿沼市の空き家バンク物件(住宅)を購入し、安全性又は機能性の維持又は向上のために行う修繕、補強、間取りの変更等を行い鹿沼市に定住する際に、リフォーム工事費用の一部を補助。

補助率:リフォーム工事費の1/2(千円未満切り捨て)・最大50万円(加算あり)
佐野市 空き家改修費用補助金 空き家バンクを利用して空き家を購入した人が改修工事をする際に必要となる費用の一部を補助。

補助率:補助対象経費の1/2・最大50万円
※改修工事と同時に耐震改修を行う場合は、耐震改修に要する費用の2分の1 最大50万円を加算
下野市 空き家バンク利用促進補助金 空き家バンクに登録された建物のリフォーム工事や家財道具の処分に対して、予算の範囲内で必要な経費の一部を補助。

補助率
居住部分に係るリフォーム工事:工事費の1/2(千円未満切り捨て)・最大50万円
居住部分に係る家財処分:処分にかかる経費の1/2(千円未満切り捨て)
・最大10万円
栃木市 空き家バンクリフォーム補助 空き家バンクに登録された空き家等のリフォーム及び家財の処分に対し補助。

補助率:工事費の1/2
リフォーム工事の場合:最大50万円
家財処分の場合:最大10万円
那須烏山市 空き家バンク住宅改修補助金 空き家バンク住宅改修補助金

空き家等情報バンク制度を利用して空き家を取得した人に対して、当該空き家の改修費用の一部を補助。

補助率:補助対象経費の10%以内・最大20万円
上三川町 空き家バンクリフォーム補助金 空き家バンクに登録した物件で、その所有者や入居者が実施する「リフォーム工事」や「家財処分」に対して、予算の範囲内において補助。

補助率(千円未満切り捨て)
リフォーム工事:工事費の1/2・最大50万円
家財処分費用:処分費用の1/2・最大10万円
塩谷町 空き家改修事業補助金 空き家バンクに登録されている空き家の改修及び修繕に要した費用の一部を補助。

補助率
改修工事費の1/2・最大50万円
子育て世帯が入居する物件:10万円加算
那珂川町 空き家取得費補助金 那珂川町地域資源情報バンクに登録された住宅の購入費を補助。
補助率:購入費の1/2・最大30万円
子育て世帯(中学生以下の子どもが同居する世帯)の場合、購入費の1/2・最大50万円
空き家改修費補助金 那珂川町地域資源情報バンクに登録された住宅の改修費を補助。

補助率
補助対象経費の1/2・最大20万円
子育て世帯(中学生以下の子どもが同居する世帯)の場合、購入費の1/2・最大30万円
野木町 空き家バンクリフォーム補助金 空き家バンク登録物件を対象に、リフォーム工事や残存する家財の処分に係る費用に対し補助。

補助率
リフォーム工事:工事費の1/2・最大50万円
家財処分費用:処分費の1/2・最大10万円
芳賀町 空き家バンクリフォーム補助制度 空き家バンク登録物件を対象に、リフォーム工事や残存する家財の処分に係る費用に対し補助。

補助率
リフォーム工事:工事費の1/2に相当する額または50万円のうちいずれか少ない額
家財処分費用:処分費用の1/2に相当する額または10万円のうちいずれか少ない額
壬生町 空家バンクリフォーム補助金 空家バンクに登録された物件について、所有者もしくは入居者(入居予定者)がリフォーム工事や家財処分を行った場合、補助対象工事費の一部を補助。

補助率
リフォーム工事:工事費に1/2・最大50万円
家財処分費用:処分費用の1/2・最大10万円
茂木町 空き家改修事業補助金 空き家情報バンク制度に登録されている物件を対象とした改修等に対する補助。

補助率
改修工事費用:改修工事費のの1/2・最大50万円
(町外から転居の場合:最大100万円)
家財処分費用:処分費の1/2・最大10万円

茨城県

市町村
制度名
制度の概要
常総市 空き家バンク登録空家等修繕支援事業 空家等バンクに登録した物件を居住用として利用する場合、所有者又は利用登録者が修繕、または取得する費用の一部に補助金を交付する制度

補助率:補助対象経費の1/2、限度額30万円
つくば市 改修工事費補助金 つくば市空家バンクの利用登録者で、条件を満たす人が対象で、改修費の一部を補助

補助率:経費の1/2、上限50万円
家財処分費補助金 つくば市空家バンクに所有物件を登録しており、条件を満たす人が対象で、家財処分に要した経費の一部を補助

補助率:経費の1/2、上限10万円
常陸大宮市 空き家改修費補助制度 登録空き家を自己の用に供するために購入し、改修に要する費用の一部助成金を交付

補助率:経費の1/2、上限50万円
那珂市 那珂市空き家バンクリフォーム補助金 那珂市空き家バンクに登録された空き家のリフォーム等に補助金が交付

補助率:工事費の1/2、上限30万円、経費の1/2、上限10万円
稲敷市 空き家リフォーム工事助成金 空き家バンクを通して、空き家の売買や賃貸借が成約した場合、空き家の機能の維持及び向上のために行うリフォーム工事をした場合に助成

補助率:経費の総額が20万円を超えるもので、その総額の1/2、最大50万円
空き家家財処分費助成金 空き家バンクを通して、空き家の売買や賃貸借が成約した場合に、空き家の機能の維持及び向上のために行う家財処分をした場合に助成

家財処分の経費の総額が5万円を超えるもので、その総額に1/2、最大10万円
鉾田市 修繕費補助金 鉾田市空家バンクを通じて「売買」にて契約が成立され、10年以上居住する意思を有する人で、自己財産となった物件に居住するために必要な修繕に要する工事費の一部を補助

補助率:1/2、最大50万円
居住助成金 鉾田市空家バンクを通じて「売買・賃貸」にて契約が成立され、居住の日から「5年以上」当該物件に継続して居住された世帯に対し、一律10万円を助成
つくばみらい市 家財処分費の補助 空き家バンクに登録した物件所有者に対し、家財処分費を補助

補助率:経費の1/2、限度額10万円
改修工事費(リフォーム)の補助 空き家バンク登録物件を購入した方または借主に対し、改修工事費(リフォーム)を補助

補助率:経費の1/2、限度額50万円
茨城町 空家活用支援制度 空き家登録者または空き家利用希望者に対し、茨城町空家バンク制度の登録物件の修繕費用の一部を補助

補助率:経費の2/5、限度額100万円
東海村 空家等解体・リフォーム工事費補助金 空家・空地バンクを通じて空き家を売却される方や購入される人に対して、解体工事、リフォーム工事に要した費用の一部を補助

補助率:経費の2/3,上限額80万円
大子町 空き家バンクリフォーム助成金 空き家バンクの登録物件を増築・リフォームする人に助成金を交付

補助率:工事費の1/2、利用登録者は最大助成額70万円、空き家等登録者は最大助成額50万円
利根町 空き家子育て活用促進奨励金 空き家を購入又は賃借をして5年以上居住する人、中学生以下の子供と同居する人に20万円の奨励金を交付
空き家リフォーム工事助成金 空き家を購入もしくは賃借し、今後5年以上居住する意思のある人または空き家を5年以上賃貸する人に工事費用の一部を補助

補助率:経費の1/2、上限額30万円

まとめ・取材後記

今回、実際に物件を見たり、さまざまな物件情報の詳細を調べることで「空き家物件」の大まかな傾向が見えてきました。

購入する側として、「新しくてキレイな物件をできるだけ安く」という希望があるのはわかりますが、やはりそんな夢のような話はなかなかないものです。

空き家になっている物件の多くは年数が経っているし、家財道具が残されているのもめずらしくありません。空き家を利用する以上は、ある程度の補修やリフォーム、家財道具の片付けが前提になることは覚悟しておいた方がいいでしょう。

多少の古さには抵抗がない人や、自分好みにリフォームしていくことに楽しみを感じる人、状態よりも価格重視の人であれば選択肢になるといったイメージです。

ただ、この記事で紹介したように、それらの作業に補助金・助成金が出る自治体も多いので、まずはそれがどの程度利用できるのかを調べてみることが大切です。

気になった物件を内覧して、「ここは我慢できるけど、ここは絶対にリフォームしたい」といった要素を考えて、助成金との兼ね合いで調整していくという流れになるでしょう。

また、その土地で暮らす以上は、家だけでなく「住環境」の確認も大切です。空き家バンクは自治体が管理しているので、そういった「移住に関する悩み事全般」の相談できるのがメリット。

空き家に興味がある人は、ぜひ自治体の空き家バンク情報をチェックしてみることをおすすめします。